声優養成所

声優オーディションの書類審査に受かる自己PRのおすすめの書き方

声優オーディションを控えている皆さんは、書類審査の準備を始めている頃ですね。

「声優オーディションの書類審査は自己PRが大事だよね?でも書き方が分からない…」

「審査員の目を引くような書類にしたいんだけど、どうしたらいいのかな?」

など、書き方に迷っている方も多いと思います。

 

そこで今回は、書類審査の合格率をアップする受かる自己PRの書き方をお話します。ポイントを押さえてしっかりと作成していきましょう。

声優オーディションの書類審査での自己PRの書き方

書類選考に受かるには

声優オーディションの書類審査では、声優として活躍する為に「現場での人への接し方」や「今までの経験で人にはない物を持っていたり」というような内面的な部分や、人間性を評価することが多いです。

では声優オーディションの書類審査では自己PRをどのような内容で書いたら良いのでしょうか?

友人
友人
声優オーディションの自己PRってどう書けばいいのか迷うよ…
私
改まって自分の良さを伝えるのって難しいよね
友人
友人
ボイストレーニング沢山したから上手くアピールしたいんだけど
私
 内面的な部分や、人間性がわかるような内容も入れるとアピールになるよ。

声優は技術だけじゃなくて、仕事をする上での人間関係も大事だからね。

友人
友人
そっか!自分がどんな人間かを知ってもらうのも大事だね。

他にはどんな内容を書くのが良いのかな?

ここからはアピールできる自己PR方法を紹介しますので、参考にしてみてください。

  • 特技や趣味を活かした自己PRをする
  • 声優への志望動機で自己PRをする
  • これまでに経験した事で自己PRをする
  • 自分の長所をアピールして自己PRをする
私
このような内容は個性を出せるから声優オーデイションにはおすすめだよ

 

特技や趣味を活かした自己PRをする

今までに経験した事や好きな事をピックアップしましょう。部活動や趣味で続けている事を些細なことでも良いので、思い出して声優に繋がる自己PRを書きましょう。

「吹奏楽部でトランペットを担当していて、呼吸法が身につきました。」

「アニメが好きで良くキャラクターのモノマネをしていて、色々な役ができるようになりました。」

このように、特技や趣味を声優にどのように活かせるのかを書いていきます。

 

声優への志望動機で自己PRをする

声優を目指すきっかけを熱意を持って伝え、志望動機を自己PRにします。

「身近な人や、アニメのキャラクターのモノマネをするうちに、声で表現する事が楽しくなってきました。」

「部活で練習していた呼吸法を、もっと別の事にも使ってみたいと思いました。」

自分の目指すきっかけになった出来事を、自分なりの経験を交えて書くと個性が出て審査員の興味が湧きます。

これまでに経験した事で自己PRをする

自分の得意な事の経験を思い出してください。経験した事によってどう成長できたかをアピールできます。部活動などは他人がしていない事を経験できるので声優オーディションにはおすすめです。

「吹奏楽部では、トランペットの担当をしていました、リップロールの練習もしていたので肺活量には自信があります。」

「1年生の時に、上級生がスムーズに演奏できるよう準備をしていた事で、上級生や周りの人の特徴やタイミングを把握して細やかな気遣いができるようになりました。」

このような経験だけでなく、どのように身について成長できたかという内容も必要です。

 

自分の長所をアピールして自己PRをする

声優オーディションでは、自分を売り込むことが目的です。自分の長所をアピールするといいです。

「吹奏楽部での活動のおかげで、周りの人への気遣いができるようになりました。部活の先輩には、「これ欲しいなって思ってたらいつも先に持ってきてくれるよね!」と褒められたりもしました。

作品でご一緒する声優の皆さん、スタッフさんにも気遣いを忘れず、一致団結して良い雰囲気で仕事をしていきたいです。」

自分の長所を「声優になったらどのように活かしていきたいか」という事を書きます。

友人
友人
なるほど!自分をアピールして将来の声優像を伝えるんだね。
私
審査員も将来をイメージしやすいとその人に興味が湧くよね。
友人
友人
だよね!でもちゃんと読んでもらう為にはどういう書き方をすれば良いの?
私
それではこれから文章の組み立て方を解説するね。

 

声優オーディションの自己PRの構成

ここまで自分のアピールポイントを絞ったら、自己PRをどのように書いていくかを考えます。そこで、声優オーディションにおすすめの、読みやすい文章にするための構成を解説します。

  1. 結論「私は〇〇に自身があるので、〇〇ができる声優になりたいです。」
  2. 理由「なぜなら私は〇〇を理由に声優を目指しました。得意な〇〇を活かしたいと思ったからです。」
  3. 具体例「例えば〇〇を経験して得意になりました」
  4. まとめ「なので私は〇〇を生かしたこのような声優を目指しています」

 

このように段落に分けて書くと読みやすく印象にも残りやすいです。

ここで一つの例をご紹介します。

例文

「私は肺活量に自身があります。また人の特徴を掴むのが得意で、声色を使い分けられるので、様々な役をこなせる幅広い人に好かれる声優を目指しています。

 

なぜなら、学生の頃吹奏楽部でトランペットを担当していました。リップロールを練習に取り入れて肺活量が鍛えられました。小さい頃からテレビを見ては声真似をしていくうちに自然と身について、子共の声からドスの効いたセリフなども真似するようになっていました。

 

モノマネをしていくうちにセリフを演じる事が楽しくなり声優を目指そうと決めました。部活で身についた人への気遣いや、練習したリップロールでの腹式呼吸を活かしたいと思ったからです。

 

担任の先生や、近所のおばさんなどモノマネをして友人を驚かせたり、アニメの一幕を1人で演じたりして周囲を盛り上げたりと部活中に和やかな雰囲気にしてきました。1年生の時には先輩の演奏準備やサポートをする事で、周りへの気遣いを学びました。

 

部活の先輩には「頼む前にいつも欲しいもの持ってきてくれたり、忘れてた準備してくれたりしてくれてありがとう!」と褒められました。人の為になって感謝されるのはとても嬉しいです。

 

このような経験や特技を活かして他の声優さんや、スタッフの皆さんと一緒に協力できる雰囲気を作れて、さらに声のバリエーションを増やし表現力もつけて、子供から大人まで愛されるような様々な役をこなせる声優になりたいです。

このように、結論を先に書いておくと読みやすくなります。理由や具体例を述べた後、「声優として将来こういう活躍ができる」とまとめると審査員もイメージしやすくなります。

 

ではここで自己PRをより良くするためのポイントと注意点をお話しします。

私は〇〇県の離島で幼少期を過ごしました。本州からの行き来も多く、島独特の方言と、本州の方言の両方とも使っていました。

それがきっかけで方言に興味が湧き、様々な方言を話せるようになりました。方言のセリフは私の得意とするジャンルの一つになっています。

 

私は女性では一般的な声の高さですが、低い声を出すことが得意です。男性のモノマネで落語を朗読するという特技があります。男性女性とも役柄をこなせる事ができます。

このように、声質や方言など、ボイストレーニングでは練習しない特徴をアピールすることによって

「へ〜珍しい事ができる子だな!他にはどんな事ができるんだろう。」「こういう役をやると面白いんじゃないかな?」と審査員に興味を持ってもらえます。そうなる事で書類もしっかり読んでくれ、書類選考の合格率も上がります。

 

自己アピールをする時に、マイナスアピールは書かない。

声優オーディションでは、強みを強調する為にあえて弱点を書くことはせず、強みや得意な事を書くようにしてください。あえて弱点を書くとマイナスイメージを持たれるので注意が必要です。

 

ウソは書かない

当たり前だね!と思うかもしれませんが、自分を良く見せようとしてウソを書くことも当然NGです。もし書類審査を通過したとしても後からバレてしまい、審査員の評価も下がってしまいます。

 

文字を読みやすく丁寧に書く

読みやすく丁寧な文字は、読み手が読む気持ちが強まります。声優オーディションの書類審査では人間性も重視されるので、丁寧な文字は「きちんと相手に読みやすく、丁寧な仕事ができる人だな」と仕事に対する姿勢も評価されます。

 

声優オーディションはこれまで紹介した通り、習得した技術はもちろん内面や人間性を評価します。自分に自信を持って正直にアピールしてください。

 

まとめ

今回は声優オーディションの書類審査に受かるおすすめの自己PRについてお話ししてきました。

  • 特技や趣味を活かした自己PRをする
  • 声優への志望動機で自己PRをする
  • これまでに経験した事で自己PRをする
  • 自分の長所をアピールして自己PRをする

このような項目で自己PRをすると審査員の目を引きやすく、アピールしやすいです。あなたが独自に経験した事、あなたのアピールしたい特技、長所を入れて書いてみてください。

丁寧に熱意を持って書いた物は、きっと審査員の目を引きます。是非この記事を参考に自己PRを作成し、声優オーディションに臨んでください。