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オーディション応募に必要なデモ音源!作り方、送り方を詳しく解説!

歌手を目指してオーディションを受ける場合、必ずと言っていいほど必要になるのがデモ音源です。
せっかく一生懸命練習をしオーディションに挑んだのに、デモ音源の不備などで失敗したら悲しいですよね?
作り方や送り方は最低限知っておきたいところ。

そんな方の疑問にお答えしていきます。

デモ音源の作り方!まずは選曲


デモ音源を作るにはまず選曲からです!
どの曲を選ぶといいかをお話します。
また、送る曲の数はいくつがいいかもお話しますね。

選曲のポイント

デモ音源の選曲について、2つポイントを紹介します。

心が込めやすい曲を選ぶ

選曲はあなたの声に合った音域の曲、あなたの心が込めやすい曲を選びましょう。

低い声も高い声も、あなたが無理することなく出せる音域があなたの声に合った音域です。
審査員は上手さだけではなく、気持ちが込められているかも聴いています。

イントロが短いものを選ぶ

曲を選ぶ時は最初のイントロが短いものにしましょう。

なぜなら審査員は、それはもう数多くのオーディション参加者のデモ音源を聴いています。
最初の曲の、1分も聴いてもらえない可能性があるのです。
付け加えてイントロが長いと、あなたの音源を聞く前にイントロで疲れてしまって聴くのをやめてしまう…。

そんなこと無い!…なんて言い切れませんよね?
ですので、そうならないよう最初のイントロが長い曲は避けましょう。

曲数はいくつがいいの?

曲数の指定がない場合は、2〜3曲を音源にするのがベストです!
1曲だけでも大丈夫なオーディションもありますが、出来れば2〜3曲を音源として提出してほしいというオーディションが多いのです。
というのは、審査員はあなたがどのくらいの音源を出せるのか、どんな曲調を歌えるのか知りたいのです。

以上の理由も踏まえ、複数の曲を音源にする場合は同じ曲調で無いものを選びましょう。
(2曲送る場合、1曲目はポップ、2曲目はバラードという風に)

録音の仕方は?


曲や曲の数を選んだら、次は録音です!
録音の方法は色々ありますので、どんな方法があるかお話していきます。

自宅で録音

自宅で録音する場合、大抵自分の部屋で録音することになりますよね?
録音で使用する音源は、歌う予定の歌手のCDに収録されているカラオケ音源がベストです。

歌手の歌声が入っているトラックはダメですよ?
歌声が混じり、あなたの歌声が聞き取りづらくなります。

カラオケ音源が無い…という場合は、声だけ(アカペラ)で録音しての音源提出も。
アカペラ音源OKなオーディションもあります。

周囲を気にして音源が小さくならないようにも注意が必要です。
音源を録音する場合は、少し大きいかな?と思うくらいの音量で。
ただ、音割れはしないように気をつけてくださいね。

また、生活音や雑音が入らないように注意しましょう。
防音の部屋で録音するのが一番いい方法ですが、防音の部屋なんてない…その場合はカラオケボックスで録音する方がいいかもしれませんね。

カラオケボックスで録音

カラオケボックスで録音する場合は、受付の時になるべく周りに部屋を借りていない場所をお願いするのがいいかもしれません。
隣の部屋の音源が録音されてしまう可能性があるからです。
借りられなかった場合は、隣の部屋の音源が入らないようタイミングを見計らって録音しましょう。

CD録音機能搭載の機械を置いてあるカラオケボックスもあるので、それも受付の人に聞いてみるのもいいですね。

また、審査員はナチュラルな状態を聞きたいので、リバーブ(エコー)の設定は低い状態で音源を録りましょう
リバーブ(エコー)の設定が高いと逆に下手に聞こえてしまうこともあります!

リバーブとは音の反響。エコーは音が広がることです。

レコーディングスタジオで録音

レコーディングスタジオで録音なんて敷居が高い…と思われがちですが、「デモ音源用のレコーディングにもご利用ください」と明記しているスタジオもあります。
レコーディングスタジオならスタッフがいて録音の設備や防音もバッチリですし、なにより音が高品質です。

ですので、より高品質な音でデモ音源を録りたい人や、機械の操作が難しい人はレコーディングスタジオがおすすめです。

小規模のレコーディングスタジオで安いところでしたら1時間3500円からのお値段。
スタジオでの録音に慣れていない場合は、余裕をもって3時間の予約をするのがベストですよ!

ライブやコンテストでの演奏を録音

ライブハウスやコンテストで既に人前で活動をしている場合は、そのライブ映像やコンテストの映像を録音してデモ音源にしましょう。
映像付きなら音源だけでなく、あなたがどんな風にステージに立っているかも審査員に見てもらうことができます。

あなたに合った方法で録音してくださいね

録音機材は何を使えばいいの?


自宅で録音する場合や、ライブ等で録音をする際にどのような機材を使用するといいかをお話します。

スマホの録音アプリ

スマホには沢山の録音アプリがあります。
ボイス録音アプリや、【Voloco: ボーカルレコーディングスタジオ】【高品質 MP3 ボイスレコーダー (Demo)[Google Play]】と様々なアプリがあります。

持っているスマホで利用できる録音アプリで録音しましょう。

録音アプリには声を変えたり、リバーブ(エコー)の高低を変えられるものがあります。
ですがその機能は使わず、あなたのそのままの音源で録音してくださいね

録音専用のICレコーダー

録音専用のICレコーダーは、スマホの録音アプリよりも繊細な音を録音することが出来ます。

オーディションではWAV形式の音源を求められる場合が多いので、WAV形式で録音が出来るICレコーダーを用意しましょう。

録音の際は、ICレコーダーの下に布を引いておくとICレコーダー本体の振動を防ぎ、音を拾いやすくなります。
また、周りに缶等の中が空洞になっているものが置いてあると、缶が振動しノイズとなってICレコーダーに録音されてしまいます。

ICレコーダーの周りには何もない状態、そして布を下に敷いて録音を開始しましょう。

録音した音源はそのまま送れるの?


録音した音源は、どんな機器でも聴けるようにしなければ聴くことはできません。
聴けるようにする方法をお話します。

ディスクに取り込んだりデータにしよう!

録音をしたら募するオーディションに明記されている形式に合わせて、PCでCD・DVDに取り込んだりデータにしましょう

ICレコーダーやアプリに録音をした場合はPCに接続してデータを作ります。
接続の仕方はお持ちのICレコーダーやスマホによって違う場合が。
ですので、取扱説明書を読んで接続して作りましょう。

接続できたら録音音源のままなら、CDやDVDに焼きます。
データにする場合は、WAV形式やMP3ファイルで作りましょう。

カラオケボックスのCD録音機能搭載の機械でCDに録音した場合や、レコーディングスタジオでCDに録音した場合は、そのCDを音源としてそのまま送ってくださいね。

PCに内蔵DVDドライブがない場合は、外付けのDVDドライブが必要になります!

録音した音源をCDやDVDに、またはWAV形式やMP3ファイルデータを作ったらデモ音源の完成です!

送る前に音源の最終チェック

オーディションにいざ応募!の前にかならずチェックしておいてほしいことです。

送る前に音源の最終チェック!
  • 録音音量が小さくないか
  • 雑音が多く入ってないか
  • 音量が安定しているか
  • データにした音源や、CD・DVDに取り込んだ音源がちゃんと再生されるか


オーディションに送られた音源で一番多いのが、【聴けない・再生できない】ことです。
必ず確認してくださいね!

いざオーディションへ応募!送り方は?


オーディションによって音源の提出の方法は様々です。
まずは応募したいオーディションの音源の提出方法を確認しましょう!

Web応募で送る場合

オーディションでデモ音源の提出には、YouTubeやSoundCloudのURLを送る方法が多く使われています。

SoundCloudについて説明しますね

SoundCloud HP

SoundCloudは自分の作った楽曲や音源をアップロードして全世界と共有することができます。
登録すると、音源のアップロードができるようになります。
音源のアップロードをする際、WAV形式かMP3のどちらかでないとアップロードできません。
アップロードしたら、音源のタイトルや情報を入力しましょう。

次に「share」をクリックすると、音源の共有用のURLが発行されます。

オーディションの応募画面に、デモ音源のURLを記入する場所があります。
SoundCloudのURLと明記されていたら、発行された音源のURLを記入しましょう。

SoundCloudは全て英語で表記されています。
流れは、登録[sugn up fo free]→アップロード[Upload]→シェア[share]で行ってくださいね。

また、オーディションによってはMP3やWAV形式でアップロードと明記しているところもあります。

応募画面に音源のアップロードをする画面がありますので、表示されている場所に音源ファイルをアップロードしましょう。

郵送で送る場合

郵送の仕方はソニーミュージックオーディションを例にお話しますね

ソニーミュージックオーディション HP

ソニーミュージックオーディションに音源を郵送する場合、応募資料は以下4点になります。

  • 音源
  • 写真
  • エントリーシート
  • 曲情報

各応募資料について詳しくお話していきますね。

音源

まず音源ですが、以下の音楽媒体が明記されています。

  • CD-R
  • MD
  • TAPE(カセットテープ)
  • DVD
  • VHS(ビデオテープ)

CD-RやDVDが身近で手に入りやすいのでいいかもしれませんね。

写真

写真は顔がはっきりと分かるものを選びましょう。
ぶれていたり、顔がはっきりと分からないものは書類として見てもらえません。
メンバーでの集合写真の場合も、全員の顔がはっきりと分かるものを選んでくださいね。

エントリーシート

エントリーシートは、ソニーミュージックオーディションではPCでのみダウンロードができます。
ダウンロードができない場合は、以下の情報を紙に記入してくださいと明記されています。

・アーティスト名
・氏名    ・年齢
・住所    ・電話番号
・職業    ・ライブスケジュール
・HPアドレス ・E-mailアドレス
・自己PR

ダウンロードしたエントリーシートを印刷した紙か、明記された情報を紙に記入しましょう。

曲情報

曲情報は、以下の5点を記入します。

  • タイトル
  • 作詞
  • 作曲
  • 編曲
  • 歌詞(オリジナルの場合)

曲のCDを見れば全て明記されているので、そのまま書きましょう。
歌詞は、自分で作った歌の場合のみ必要です。
エントリーシートとは別の紙に記入しましょう。

応募資料の用意ができたら

用意できた資料、以下4点を封筒に入れましょう。

  • 音源(例:CD-R1枚)
  • 写真 1枚
  • エントリーシート 1枚
  • 曲情報 1枚

封筒には、あなたの現住所と名前を必ず明記してください。

封筒に入れたら封をして、いざ郵送です!

ソニーミュージックオーディションを例に郵送の仕方をお話しました。
流れとしては分かってもらえたでしょうか?

オーディションによって必要な応募書類の内容は変わってきますので、よく確認してくださいね

郵送するにあたって注意したいこと

郵送なのですが、【用意した資料によって重さが変わる】=【送料が変わる】のです。
送料不足でオーディション側に不足料金を払ってもらう…なんてことになったら大変ですし、恥ずかしいですよね。
ですので、送料いくらかわからない場合は郵便局の窓口で受付する方法が一番いいでしょう。

また、送るときはCDやDVDに傷がつかないようにケースにいれ、レーベル面(一般的なディスクは白色の方の面)にあなたの名前と曲名(音源データの場合は音源データ)を書きましょう。

というのも、先程からお話しているように審査員は多くのデモ音源を聴いています。
=多くのCDやDVDが届いているということです。

レーベル面に何も書いていないと、審査員は誰が応募したものか判断できなくなるので、必ずレーベル面にはあなたの名前と詳細を書いておきましょう!

勿論、割れないよう・破損しないようにクッション封筒を使うか、プチプチシートで包んでから封筒に入れましょうね。

何十にもプチプチシートで包んじゃだめですよ?
プチプチシートを取るのに時間がかかるのはNGです!

専門用語のプチ解説

デモ音源やWAV、-Rといった言葉の意味がわからない!と思ったあなたは参考に読んでみてください。

デモ音源って?

デモ音源の「デモ」はデモンストレーションの略で、意味は【宣伝のために実演をすること】になります。
音源は、ここを見てくれているあなたなら説明するまでもないですね。

デモ音源とは宣伝のために実演した音源ということになります。

よって、オーディションで自分自身の能力を実演して聴いてもらうということになります。

WAVとMP3

WAVは圧縮していないデジタル音源の形式、MP3は圧縮されているデジタル音源の形式のことです。

MP3は圧縮されている分、ファイル容量は重くありませんが音質はWAVに劣っています。
WAVは圧縮していない分ファイル容量は重いのですが、繊細な音までも正確に表現してくれます。
(因みにWAV形式の音源の録音は5分で大体50MBのファイルの大きさです)

音質ならWAV形式がデモ音源に最適でしょう。

ただ、ファイルが重いのでPCやスマホのスペックが低い場合、ファイルをスムーズに開けない場合もあります。
ファイルの容量が指定されている…例えば、WAV形式で100MB以内だとします。
用意したWAV形式の音源が150MBだった場合、編集をするのに音源ファイルが重くてなかなか開けない…時間もかかる…大変ですよね?

お持ちのPCやスマホのスペックによってWAV形式かMP3のどちらを送るか考えましょう。

-R、-RWの違い

CDとDVDにはディスクが2パターンあり、-Rや-RWと後ろについていますよね?
簡単に言うと【-Rは一発録り】【-RWは何回も録れる】ということです。

-Rは一回取り込んだら消すことは出来ません。
-RWは何度も消すことができ、何度も取り込むことができます。

PCのバックアップをとる時に使うのがCD-RWですね。

-Rは一発録りなので、取り込んだら読み取り専用のディスクになります。
-RWは何度も取り込むことが出来る分、ファイナライズをしなければ他の機材で再生することが出来ません。
(ファイナライズとは、何度も取り込めるディスクを読み取り専用ディスクにするよ!という処理を行うことです)

CD-RWやDVD-RWの音源は受け取らないオーディションもあります。
ですので、CD-RやDVD-Rで音源を送った方が確実です。

まとめ

この記事では、以下7つをお話ししました。

  1. デモ音源の作り方!まずは選曲
  2. 録音の仕方は?
  3. 録音機材は何を使えばいいの?
  4. 録音した音源はそのまま送れるの?
  5. いざオーディションへ応募!送り方は?
  6. 専門用語のプチ解説

作り方やオーディションへの送り方は分かってもらえたでしょうか。

あなたのデモ音源が無事完成し、問題なくオーディション応募ができますように。

頑張ってください!