ここ最近、人気アニメの影響で声優に憧れを抱いている人が多いです。
そこから始まるよ。
このように声優になりたいけど、声優養成所でどのくらいの期間学べば声優になれるのか疑問に思う人も多いと思います。
そこでこの記事では、
- 声優養成所に通う期間
- 声優になるまでに何年かかるか
このようなことについてお話ししたいと思います。
Contents
声優養成所とは?
声優の養成所は、声優のプロダクションが運営している育成機関のことを言います。
プロダクション直下の育成期間ですね。
これと対照的なのが専門学校です。専門学校はその名の通り「学校」ですので、プロダクションが運営しているわけではないです。
この2つを簡単にまとめると以下のようになります。
- 学歴として認められる
- 授業時間が長い
- いろいろな声優講師が来校する
- 学校が主催しているオーディションに参加できる
- 学歴として認められない
- 授業時間が短い
- オーディションがある
- プロダクション所属の先輩と触れ合える
専門学校は学校としての意味合いが強くて、幅広い知識を学ぶことができます。
声優養成所は才能があると思われた人は継続できますが、才能がないと簡単に切られてしまうことがあります。(養成所による)
ここが専門学校と大きな違いです。
専門学校は才能がなくても続けられるので、自分の才能に気づけないことがあります。
声優養成所に通う期間は?
結論から言いますと、声優養成所に通う期間は明確に決められていないです。通う期間は、養成所によってばらつきがあります。
このようなばらつきがある理由は、プロダクションによって考え方が違うからです。声優養成所は大小色々と様々ありますからね。
一般的には、声優養成所に通う期間は1年〜3年くらいと考えていいです。
実例があった方がわかりやすいと思いますので、代表的な養成所である2つの声優養成所について紹介します。
【青二塾の場合】
青二塾大阪校の場合は、期間は2年で、土日の週2レッスンになります。
青二塾東京校の場合は、期間は1年ですが、週5昼間毎日レッスンがあります。
【シグマ・セブンの場合】
シグマ・セブンの場合は、期間は2年です。1年目が週3、2年目が週2でレッスンがあります。
このように週何日レッスンがあるかによって期間が変わります。週1の養成所もあれば、週3の養成所もあります。
上記以外の養成所の通う期間も2つ紹介しますので参考にしてみてください。
- 日本ナレーション演技研究所→3年〜6年
- インターナショナル・メディア学院→1年〜3年
声優養成所の考え方などをしっかりと調べて、トータルで決めるのがいいですね。
声優養成所では何をする?
なんとなく声優養成所の期間がイメージできたと思いますが、実際に声優養成所では何をするのでしょうか?
ここからは声優養成所ですることを簡単に紹介します。
①基礎練習
声優には発声などの基礎練習が必要です。発声練習や腹式呼吸などのコツ、滑舌の矯正を教えてくれます。
②基礎演技
声優は声だけで演技をしなければなりませんが。声だけで演技をするのは、実はかなり難しいです。
そこで、声優養成所では、体を使った演技の練習をします。声優は演技はできて当たり前という考え方もあるようです。
③アフレコ
基礎が身についた所で、声優の醍醐味であるアフレコをしていきます。
アニメの映像を流して実際に音声を収録します。
役になり切ることが大事です。
④ナレーション
ナレーションも声優の仕事の1つです。
聞き取りやすさがポイントですので、アクセントや日本語特有のルールを学びます。
このように声優になるためには、やるべきことがたくさんあります。
レッスンを受けたらすぐに身につくわけではないので、日々練習する必要があります。
身につける期間には個人差がありますが、声優養成所に通っている間に基礎は身につけてしまいましょう。
声優養成所と専門学校の通う期間の違いは?
「専門学校」と「養成所」では、通う期間に違いがあるのでしょうか?
一般的に専門学校に通う期間は2年間です。
では、養成所は?
養成所はこれまでもお話ししてきた通り、養成所によって違います。おおよそ1年〜3年ですが、半年もところもあれば、6年のところもあります。かなりのばらつきがあります。
養成所は入るのが難しいところが多いですが、声優養成所に入ることができればみっちりと教えてくれるところが多い印象です。
昼間と夜間で声優養成所に通う期間は変わる?
夜間でも昼間でも、声優養成所に通う期間に違いがない場合が多いです。
おおよそ1年〜3年です。
ただし、夜間のところは内容が薄い場合が多いです。普通に考えてみると夜間の方が勉強に使える時間は短くなります。
時間が短いということは内容が薄いということになります。
実際に夜間の声優養成所で実績があるところは少ないようですね。同じ2年間通うのであれば、昼間に長時間のコースがある養成所の方がいいです。
ただ、昼間に仕事があったり、学校があったりと、それぞれ事情があると思います。有名な声優養成所、例えば青二塾などの厳しいところなら夜間でもありですね。
夜間の声優養成所のデメリットとは?
夜間のデメリットは講師が限定されてしまうことです。人気講師は夜間よりも昼間を担当することが多いからです。
ただ、必ずそうとも言い切れないので、声優養成所を詳しく調べることが大事です。
夜間は生徒の数が少ないので、生徒同士のコミュニケーションの量が少なくなくなるのもデメリットです。
同じ志を持った人と交流することで、刺激し合うことができますからね。
仕事をしながら、声優養成所に通う期間は?
仕事をしながら声優養成所に通う場合の期間は、基本的には夜間に通う時の期間になります。
普通、仕事をする時間帯は昼間になるからです。昼間に仕事をして夜に声優養成所に通うことになります。大学と両立をする場合も同じです。
ただ、逆に夜間の大学や夜の仕事をしている人もいます。この場合は、昼間に声優養成所に通うことになります。
基本的には週2、3回しかレッスンがないですので、夜間でも十分に通うことができます。
声優になるまで何年かかる?
声優になるまでにかかる年数は個人差があります。
声優になる基本的な流れは以下の通りです。
- 養成所(1〜3年)→預かり所属(2〜3年)→正式所属
プロの声優を目指す場合、必要なトレーニング期間は短くても3年〜6年とされます。
もちろんこれは順調にいった場合です。
仮に預かり所属となっても1年で契約を打ち切られることは普通にあります。常に結果を出し続ける必要があります。
預かり所属中もプロダクションのレッスンを受けなければなりません。正式所属となっても1年〜3年契約が普通ですので、常に向上心を忘れないことが大事です。
諦めずにもう1度声優を目指す場合は、再度、他の声優プロダクションの養成所に入るしかないです。また初めからやり直しになるので、声優になるまでの時間はさらにかかってしまいます。
副業として声優ができるの?
結論から言いますと、副業で声優をするのは難しいです。
声優は仕事をもらうのがかなり厳しい職業です。突然、仕事が入ったり、マネージャーから急に連絡が来ることがあります。当日に仕事が入ったと言われることもザラです。
もし、本業があるからと断ってしまったら、仕事の依頼がますます来なくなります。
このことは、マネージャーの立場を考えるとわかります。
そうです。断られるのがわかっている人には、連絡をしません。(時間の無駄と考えられる)
仕事を断るキャラが定着すると、声優の仕事がどんどん来なくなってしまいます。
声優は狭き門です。毎年、かなりの数の人が声優を目指しているので、あなたの席は簡単に取られてしまいます。
そう考えると副業は難しいことがわかると思います。
副業で声優をするというよりは、声優のためにバイトなどの仕事をするという方が成功への近道です。
まとめ
今回は以下のことについてお話ししました。
- 声優養成所に通う期間は?
- 声優養成所によって通う期間の違いはある?
- 昼間と夜間で通う期間は変わる?
- 仕事をしながらの場合の期間は?
- 声優になるまで何年かかる?
声優養成所に通う期間は、おおよそ1年〜3年くらいです。
そこまで長くないと思うかもしれませんが、声優養成所を卒業したからといって、そこで終わりではないです。
その後、プロダクションの仮所属→正式所属まで考えると、3年〜6年かかります。
全員が正式所属になれることはなく、それなりに厳しい青二塾でも1割程度しか声優として活躍できません。それだけ厳しい世界です。
でも、厳しいからこそやりがいはあると思います。本気で声優になりたい方はトライしてみる価値はあると思います。人生の期間には、限りがありますので、声優にトライしてみてはどうでしょうか?