ドラマや映画、舞台で活躍する女優を見て、自分もあちら側に立ちたいと考える方は多いと思います。
けれど、
「いったいどうすれば女優になれるの?」
「女優になるには何が必要なの?」
と考えると、なかなか答えが出ないですね。
今回は、「女優になりたいけど、そのためには何が必要か分からない」方向けに、
- 女優になるのに必要な能力
- 自分でできる訓練方法
について解説していきたいと思います。
女優になるために必要な能力を身に着けたい方は、ぜひ最後まで読んでいってください。
Contents
女優になるためには何が必要?
まずは女優になるために必要な能力について見ていきましょう。
- 基礎力
- 応用力
2つに分けて説明していきます。
女優になるための基礎力
まず、女優になるには以下の能力が必要とされます。
- 演技力
- 想像力
- 記憶力
まず、女優は演技で観客を魅了するので、演技力は当然必要になります。
さらに役になりきるために、演ずる役の立場や心情を理解し、自分のことのように考える想像力が必要になります。
そして台本通りに演じるために、セリフや行動を暗記する記憶力も必要とされます。
次は応用力についても見ていきましょう。
女優になるための応用力
女優として活躍するために必要な能力は以下になります。
- コミュニケーション能力
- 体力・体調管理をする能力
- 女性・人間としての魅力
ひとつずつ理由を解説していきますね。
コミュニケーション能力が必要な理由
女優として活躍するためにまず必要となるのは、コミュニケーション能力です。
女優の仕事は一人で完結するものではありません。
舞台にしろ、映像作品にしろ、ほかの役者や監督、それに大勢のスタッフとの共同で作られていきます。
女優として活躍していくためには、他のメンバーと円滑にコミュニケーションをとることが必須になります。
体力と体調管理が必要な理由
さらに、意外かもしれませんが、体力と体調管理も重要になります。
舞台は1週間、1か月公演が続くことがありますし、映像作品は1年に渡って撮影が続くこともあります。
練習が長時間に渡ることも、同じシーンを繰り返し撮影することもあります。
その間に体調を崩したり、疲れて動けなくなってしまったら、仕事ができなくなってしまいますね。
そうならないためにも、体力と体調管理は重要になります。
女性・人間としての魅力が必要な理由
最後に女性・人間としての魅力も必要となります。
一緒に仕事をしたい、また作品に出てもらいたい、そう思わせる魅力のことです。
この記事を読んでいる方にも好きな女優がいると思います。
好きな理由は様々でしょうが、人柄や容姿、人間的な魅力を感じる女優もいるのではないでしょうか。
観客からも制作人からも好かれるためにはそのような魅力も必要となります。
女優になるために必要な能力を上げる方法は?
次は女優に必要な能力を鍛える方法について解説していきます。
ここではレッスンなどを受けずに、自分で行える方法を取り上げていきます。
女優に必要な能力は以下の6つでした。
- 演技力
- 記憶力
- 想像力
- コミュニケーション能力
- 体力・体調管理する能力
- 女性・人間としての魅力
ひとつひとつ練習方法を解説していきますね。
演技力を上げる方法
まずは演技力を上げる方法からです。
演技力を上げるためには以下のことを行うのが効果的です。
- 鏡で自分の表情を確認する
- 作品を鑑賞し、女優の演技をまねる
さらに詳しく解説していきますね
鏡で自分の表情を確認する
ひとつめは自分の表情を確認することです。
鏡の前で喜怒哀楽の表情を意識的に作ってみてください。
あなたの表情筋は、あなたが思っている通りに動いているでしょうか。
他人から見ても分かるほど変化しているでしょうか。
他人からは少し大げさなほどでないと分からないので、意識して大げさな表情を作るようにしてみましょう。
作品を鑑賞し、女優の演技をまねる
次は実際に舞台や映像作品を鑑賞し、女優の演技をまねることです。
これは以下の順で行います。
- 好きな作品を選ぶ
- 観客として鑑賞する
- 女優の視点で鑑賞する
- 気に入ったシーンを一人で再現する
- 周りの人に演技を見てもらう
まずは、あなたの好きな作品や、好きな女優が出ている作品を選んでください。
一度目は観客として鑑賞し、二度目は女優の演技に注目しながら鑑賞します。
動作や表情に注目し、どうやって感情や思いを表現しているかを確認してください。
次に、気に入ったシーンを自分でも再現してみましょう。
そして、自分の演技を女優の演技に近づけるようにしてください。
個性は後から身に付けることもできるので、まずはプロの演技を模倣するようにしましょう。
この時、「なぜこのシーンでこの動きを選んだんだろう。なぜこの表情をしているんだろう」と考えながら演じると効果的です。
手に入るなら女優のインタビューを読んで、役作りで注意したことを確認するのも良いですね。
自分で模倣ができるようになったら、周りの人にも見てもらい、感想を聞きましょう。
どんな風に思ったか、どこが上手いと感じるか、逆にどこに違和感を感じるか、詳しく訊いてみてください。
自分では分からなかったことを指摘してくれるかもしれません。
人によって感じ方や見え方は異なるので、できるだけ色々な人に見てもらうといいですね。
記憶力を上げる方法
次に記憶力を上げる方法について解説していきます。
ここでの記憶力はセリフを間違えずに暗記する能力のことを指します。
しかし適した暗記方法は人によって様々です。
まずは自分が覚えやすい方法を見つけることから始めましょう。
主に以下の3つのタイプの人がいます。
- 口に出して読むと覚えやすい人
- 耳で聞くと覚えやすい人
- 文字にして書くと覚えやすい人
自分はどのタイプでしょうか。試してみましょう。
上の「演技力を上げる方法」で女優の演技をまねることを勧めました。
この時にセリフを覚える練習もしておくと、演技力と記憶力を同時に鍛えることができます。
その方が覚えやすくなりますし、演技する際にセリフを間違えないよう気にするあまり、棒読みになることも避けられます。
想像力を上げる方法
想像力は役に感情移入する能力、状況を思い浮かべる能力を指します。
想像力を上げるためには、普段から人の気持ちを考える訓練をする必要があります。
たとえば作品を鑑賞する時、人物たちが何を考え、どう感じているのかを考えながら観てみましょう。
次の順番で観るのがおすすめです。
- 主人公に感情移入しながら観る
- 他の人物に感情移入しながら観る
主人公は感情移入しやすく作られていることが多いです。
しかし他の役はそうでないことも多いので、想像力を鍛える良い練習になります。
舞台や映像作品だけでなく、小説や漫画を読むときにも同じようにしてください。
他には、普段から周りの人間がどう感じているかを考えるのも役に立ちます。
日常生活の中で鍛えることもできるので、日ごろから意識していきましょう。
コミュニケーション能力を上げる方法
コミュニケーション能力を上げるには、他人と会話することが大切になります。
単に会話するだけではなく、相手の気持ちを考えながら話すのがおすすめです。
これは後で説明する、人間的な魅力にも繋がる部分になります。
相手が何を考えているのか、何を感じているのかを考えながら会話をしてみましょう。
仲の良い相手は言葉にしなくても何を考えているか分かりますが、初対面の相手はそうではないからです。
体力をつける・体調管理をする方法
以下のことをするのがおすすめです。
- ジョギング
- 有酸素運動
- 規則正しい生活
- バランスの取れた食事
これらはダイエットにも効果があります。
日常に取り入れ、健康的な生活を心がけたいですね。
これらは下で説明する女性的な魅力にも繋がる部分になります。
女性的・人間的な魅力を上げる方法
これはここまで解説してきたものとも重なる部分があります。
女性的な魅力、人間的な魅力の2つに分けて解説していきます。
女性的な魅力を上げる方法
まず、女性的な魅力についてですが、やはり美容は気を付けたいですね。
無理なダイエットなどはする必要がありません。しかし、以下のようなことはやったほうが良いです。
- 体形に気を付ける
- スキンケアを行う
- ヘアケアを行う
体形や体重に注意することは、上に書いた体調管理とも繋がります。
体重の変化に注意すると、体調の変化にも気付きやすくなります。
それに、自分はどんなことをすると太るのか、瘦せるためには何をすればいいのかを把握できるようになります。
そうすると、役作りのために太ることや、痩せることがやりやすくなります。
自分の体をしっかりと知り、管理するためにも、普段から注意して生活するのが大切です。
人間的な魅力を上げる方法
他人の気持ちを考え、思いやれるようになれると、人間的な魅力が増していきます。
これはコミュニケーション能力を上げる方法のところでも書きましたが、常に相手の気持ちを考えながら接することで身に付きます。
次に、あいさつ等をしっかりと行い、常識的な行動をすることです。
女優に個性は必要ですが、個性があることと、身勝手なことや非常識なことは違います。
周りの人が不快にならないよう、気持ちの良い関係を築けるよう、普段から意識して生活できると良いですね。
ここまで女優になるために必要な能力と、その鍛え方について解説してきました。
最後に、女優になるための方法について解説していきます。
女優として活動するためにはどんな方法がある?
最後に女優として活動するための方法について軽く解説していきます。
女優として活動するためには、以下の方法があります。
- 芸能事務所に所属する
- 劇団に所属する
- 作品のオーディションに応募する
- スカウトを受ける
- 養成所に入る
それぞれの方法について、簡単に解説していきますね。
芸能事務所に所属する
芸能事務所に所属すると、主に映画やドラマなど、映像化作品に出演する機会が得られます。
入るためには、主にオーディションに合格することが必要になります。
オーディションは事務所ごとに行われています。
常時募集しているところもあれば、あまり募集していないところもあります。
まずは自分の気になる事務所でオーディションが行われていないか、確認してみましょう。
芸能ナビでも様々な事務所について解説しているので、参考にしてください。
劇団に所属する
劇団に所属すると、主に舞台に出演する機会を得られます。
入るには芸能事務所同様、オーディションに合格する必要があります。
オーディションは劇団ごとに行われています。
入りたい劇団がある場合には公式ページや公式のSNSなどをチェックするようにしてください。
作品のオーディションに応募する
事務所や劇団に所属せず、作品ごとのオーディションに応募する方法もあります。
小さな事務所や劇団の作品から、大手が関わっている作品まで、様々なもので募集が行われています。
未経験者でも応募できるものもあるので、興味を引かれたものがあれば応募してみましょう。
スカウトを受ける
人によってはスカウトを受けて作品に出演することもあります。
スカウトは街中で行われるイメージですが、女優のスカウトはそうでもありません。
「作品のオーディションに落ちたものの、他の作品にスカウトされた」
「出演していたところを見られて、他の作品にもスカウトされた」
そういった場合がほとんどです。
ただ、悪徳業者も多いので、スカウトに乗るかどうかは注意が必要となります。
養成所に入る
いきなりオーディションを目指すのではなく、養成所で技術を高める方法もあります。
オーディションの情報も入りやすく、卒業後は関連する事務所や劇団に所属できる可能性もあります。
技術を高めながらオーディションを受けたい方におすすめです。
ただし、
- 費用がかなり掛かること
- 卒業してもデビューが約束されているわけではない
ことは覚えておきましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、女優になるためには
- 演技力
- 記憶力
- 想像力
- コミュニケーション能力
- 体力・体調管理する能力
- 女性・人間としての魅力
が必要なこと、
これらの能力は、
- 普段から作品の登場人物や周りの人の気持ちを考える
- プロの真似をしながら繰り返し練習する
- 美容や体調に気を配る
ことなどで鍛えられることを説明しました。
最後に、もうひとつ女優になるために必要なものについて説明します。
それは「諦めない心」です。
女優を目指すにあたって、上手くいかないことや、心が折れそうになることもあると思います。
懸命に練習しているのに成果が出なかったり、周りから批判されることもあると思います。
そんな時のために、「どうして自分は女優を目指したいと思ったのか」を紙に書いて、目につくところに置いておきましましょう。
諦めたくなった時にはその紙を見て、自分がなぜ女優になりたいと思ったのかを思い出してください。
これで本当に、女優になるために必要な能力と、そのための方法に関する解説は最後になります。
今回の記事が、女優を目指し、必要な能力について知りたい方のお役に立てたなら幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。